エッセイ2「ちょっと何言ってるかよくわからないです」

僕は大阪に住んでいる。ある日東京のおじさんから、電話があった。出張で大阪に来ているから、一緒に食事でもしないかとのことだったので、する!と言って、梅田という新宿みたいなところで会うことにした。会うまでに、僕の方で食べたいところ、考えておくようにとのことだった。

    支度をしている時に、もう一度着信があった。ギリギリ間に合わなかったので、即座にかけ直そうと思って、スマホを見ると、すでに何回かラインのメッセージが入っていた。

   「不在着信1件」

   「梅田の阪急百貨店集合でいいですか?」

   「何歳ですか?」

   急いで電話をかけ直しつつ、最後の「何歳ですか」って何だろう、…ちょっと何言ってるかよくわからないです、などと考えていたら、電話が繋がった。

    「すみません、電話間に合わなくて」

    「あぁ、だいじょぶだいじょぶ。それでさ、あれ、阪急百貨店の12階でもいいか?」

   僕が、考えてたお店より、高級なものが食べられそうだったから、もちろん、もちろん!と言って、12階で食べられることになった。 「じゃあ、12階で待ってるから。」と、電話が終わりそうになったので、急いで、不在メッセージの質問に答えた。

    「あ、あと、僕25歳です!」

    「……ちょっと、何言ってるか、よくわからないです」

    何でだよ!

 

    電話が終わってから、ラインをよく見たら、「何歳ですか」ではなく「何線ですか」の見間違いでした。

 

<石原一>

 

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